嘆きのピエタ

maki

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【概略】
生まれてすぐ親に捨てられ、30年間天涯孤独に生きてきた借金取りの男ガンド。冷酷無比な取り立ての日々を送る彼の前に、突然母親だと名乗る謎の女が現れる。女は本当にガンドの母親なのか?なぜ今、現れたのかー?疑いながらも、女から注がれる無償の愛に、ガンドは徐々に彼女を母親として受け入れていく。ところが突然、女が姿を消して…。
スリラー


.0★★★☆☆
天涯孤独で生きてきたガンドは借金を返せない人間を障害者にさせて保険で支払わせる冷酷な男。ある日彼の前に、母親を名乗る謎の女が現れる。やがて女の献身的な愛によって、心を閉ざしていた男の感情に変化が生まれ、人間性を取り戻して行くのだが…。
ピエタ(聖母マリアがイエスの亡骸を抱く彫刻や絵のこと)から触発されて作られた母と子の物語。
冒頭、障害者となった青年が首を吊る…それが大きな伏線になっていて、女の正体はすぐにわかるものの、そこから端を発する母子の関係性は恐ろしいまでの狂気的なものを感じました。
愛に飢えていた男はその愛を知り、まるで子供のように無邪気な面さえ見せる。女の流す涙が、ストーリーが進むと、次第に違う意味を持っていくのがうまく描かれています。
ピエタはもちろん女を暗喩しているのですが、無償の愛をガンドに与えることで彼に人間らしさを取り戻させたのには別の大きな意味合いがあったのです。
罪の償い…贖罪の正しい方法を人は誰も知らない。神に祈っても赦される訳でもない。ガンドの贖罪は、真相を知ってもあのセーターを着て横たわり、母と慕った女の側へ行く事を選んだことなのでしょう。
息子への、ガンドへの、また母親というものに対しての。愛というものは、人間を信じられないくらい強くも弱くもするものなのでしょうね。
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Posted bymaki

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