
【概略】
喫茶店を経営し質素だが家族に囲まれた暮らしを送っていたソンスの下に、ある日長い間音信が途絶えていた兄が失踪したとの報せが届き…。
サスペンス
.0★★★★☆
玄関のインターフォンに記された謎の記号。日本、ニューヨーク、韓国など世界で実際に起こった事件を完全映画化。
長い間音信が途絶えていた兄から消息が届いた。郊外にある老朽化した団地で暮らしていた兄だったが、突然姿を消したらしい。団地を訪れたソンスだったが、兄が暮らしていた部屋は女性が暮らしていた形跡があり、近所の人は兄のことを話したがらない。そして、各階、各部屋玄関ドアの脇には謎の記号が書かれていた。やがて車の中でソンスの戻りを待っていた子供たちが近所に住む精神薄弱の男に襲われるという事件が起きる。それを救ったのは兄と同じ階に住む中年女性だったが、その出来事はソンス一家を襲う不条理な恐怖の始まりに過ぎなかった…。
まあ良くある話ですよ、悪徳業者が住人の様子を記号で表したりするってのはね。でもこの話はそれだけじゃなかった。お前のものは俺のもの。傘おばさんこえーの!子供たち頑張る!深く根ざした闇がこの作品の真相。
そうか、ピョンファみたく育つとああなるのか。って日本でも類似な事件が?怖いよ!
「いつからかこの町には変な噂が流れ始めた。他人の家に身を隠して暮らす人の話だった。その人たちはやがて住人の家を横取りするらしい。」
兄の行方を捜す、謎のヘルメット男、という部分で気をひきつけておいてのまさかのキチガイ犯人。この人も事件の被害者かなあ、と思っていたら…加害者であった!というね、素晴らしい引きかた。でもあれっすよ、共感も何も感じません、だって言ってる事がキチガイなんだもの。「何言ってるのこの人」とドン引き必須。最期まで「私の家よぉおお!」で自滅。世の中には色んな人がいて怖いなあ。
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