
【あらすじ】
美しい妻と息子と共に幸せな生活を送るTV局の人気キャスター・ジョルジュの下に、ある日送り主不明のビデオテープが不気味な絵と一緒に届くようになり…。
スリラー
.0★★★★☆
冒頭の、なんでもない日常的な光景。これが「テープ」であり、これがわかった時点での見ている側の不快感が凄く(これを狙っているのでしょうが)、なんでもない映像だからこその静かな不気味さがあります。全体に淡々としていて、不安感と緊張感が常にあります。
誰もがもっている負い目ややましさ。当事者は忘れてるような、そういった過去のものが、自分がすっかり忘れた頃に目の前に提示される、そんな「にがにが苦々しい」気持ち。
見終わった後に色々考えさせられる作品でした。
電話シーンなどでの後ろのなにげないテレビ内容でさえ、綿密に作りこまれています。「疚しさとは何か」彼の息子がいうこの台詞が映画の核です。難しい、難しいな~。
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