
【概略】
シングルマザーのガートルードに預けられたシルビアとジェニーの姉妹が、ガートルードやその子供たちなどに恐ろしい虐待を受ける様子を鮮烈に描く。
サスペンス
.0★★★☆☆
「隣の家の少女」が傍観していた少年の目を通して語られていたのと違い、こちらは実話ベース。同じ「ガートルード・バニシェフスキー事件」です。裁判を通して語られてます。
遊びと同一上でシルビアに暴力をふるい、それを裁判できかれたときの子供達の「わかりません」という答えが気になった。どうしてそんな事をしたのか、いけないことだとわかっていたのではないのか。それでもやはり「わからない」のだろうか。
週20ドルで預けられた先のガートルードは子沢山で貧困だった。生活が貧しく、支払が遅れると折檻し周囲を巻き込み虐待へと進んだ。最初はうまくいっていたのに、娘の1人との仲たがいからそれは始まった。
生活苦への憎悪と苦しみが彼女への暴力になっていったんだね。近所の人たちも「関わらないほうがいい」と無視をきめこんだ。こうして最悪の状況が作られた。
凄惨な暴力が行われているのに、子供達の裁判の証言は真実を語っている。シルビアに有利な正しい証言です。でも日々行われる虐待を「なぜやったのか」にはやはり「わかりません」なんだよね。
実際の事件ではもっと酷い虐待を受けています。ガートルードと子供達は有罪判決を受けた。でもシルビアは助からなかった、残念でならない。
コメント