
【概略】
10年以上も犯罪のない山奥の小さな村で、ズタズタに切り裂かれた死体が発見される。元ハンターのチュンは、人喰猪に襲われたと言い張り…。
パニック
.5★★★☆☆
なんつー率直なタイトル。インパクトありますね。
そうなんです、平和な農村に現れた人喰い猪が、公民館や人々を襲撃するお話なんです。しかし韓国映画なだけあって、その描写や人々の設定、ブラックなお笑い加減など一筋縄ではいかないお話にもなってるんです。
登場人物は多めですが、個性があるので誰が誰だかわからないにはなりませんでした。
10年以上も犯罪のない山奥の小さな村サムメリに、ソウルから転勤してきたキム・ガンス巡査。転勤してきた初日に、ズタズタに引き裂かれた死体が発見され、殺人事件として捜査が開始されるが、被害者が古いガンショップを経営する元ハンター、チュンの孫娘であり、チュンは人喰猪に襲われたのだと断定する。

やがて村長が都会からハンターを呼び寄せて、大きめなメス猪を一頭しとめるんです。それで、その猪をバーベキューにして、村人を公民館に集めて宴会するわけです。
それが中盤頃なんですが、そこへ公民館にメスの匂いの寄せられてドゴーン!!!とまさに猪突猛進してきた猪ですが、このCGの出来が素晴らしく良い。猪というより、もはやモンスターともいえる巨体さで、こんなのが目の前に現れたらさすがにハンターと同じく(゚Д゚;)ガクブルガクブル小便もらしてしまうかもしれない。

しかし巨大猪は、結局中途半端に暴れて帰ってしまう。これではいかーん!と、ウリぼうを餌におびき寄せようとしたりもするんだけど…。
後半は、人喰猪を退治するため、キム・ガンス巡査に刑事、ハンター二人、そして女性生物学者らが山に入っていくのですが、コミカルな雰囲気は変わらずに、緊張感溢れる展開になるのがまた素晴らしい。ED中のハンターの一人のそのあとの展開も笑いどころ。
密度が濃いのが韓国映画!緊張感もあるので2時間があっという間でした。
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