ファンタジー・アドベンチャー

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

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【概略】
高校の地下室で居残りをさせられていた4人の生徒たちは、「ジュマンジ」というソフトが入った古いテレビゲーム機を発見する。早速そのゲームで遊ぼうとする4人だったが、キャラクターを選択した途端にゲームの中に吸い込まれ、各キャラクターのアバターとなって危険なジャングルの中に放り込まれてしまう。
アドベンチャー

.5★★★☆☆
映画館鑑賞。
JB可愛いよJB。
まずは1996年にアレックス青年が手にしたボードゲーム。まるで世相を反映したかのように、夜中にボードゲームからビデオゲームへと変わり、彼を飲み込んだ。そして現代、4人の居残り高校生が、ゲームを見つけ、同じようにちょっとプレイしてみようとキャラクターを選んだ瞬間、ゲームの中へと吸い込まれる。ジュマンジの中で、それぞれマッチョなフェロモン駄々洩れ冒険家やぽっちゃりオヤジ地図学者など本来の姿とかけ離れた姿に変身した彼らは、ゲームをクリアして現実世界に戻るため、それぞれ与えられたスキルを使って難攻不落のステージに挑む、というお話。
なにはともあれ、ギャップに笑わされます。ドウェイン・ジョンソンの筋骨隆々強くて頼りになるフェロモン駄々洩れ→気弱なゲームオタクとか、ジャック・ブラックのぽっちゃり地図学者→セルフィー大好きキラキラモテ系女子とか。
ゲーム実況映画みたいなものなので、前作と同じような面白さを期待しちゃダメってことは最初からわかってたので、構えずに見られたのも良かったのかもしれない。逆に言うと前作を意識しちゃうと、面白さは半減しちゃいます。
なんせ悪役ヴァン・ペルトが全然違うし~タイムパラドックスも、記憶が残っているあたり…いや、でもこの記憶が残ってるという設定があるからこそ、アレックスの家の「お化け屋敷」が幸せな家庭に変わっていて、ハッピーエンド風に終われるんですが。
スペンサーとマーサとの、下手くそなキスシーンも、なんか初々しいというか、良かったです(笑)いやでもあれ下手くそすぎでしょ。せめてちゅっと唇突き出してとかできなかったのか(笑)。
ギャップと書きましたが、色んなところでそのギャップがいい味を出していて、ゲームオタクなので理解が早かったスペンサーがライフがあったときは勇気だしたりフェロモン出したりしてたのに、ライフが残り1になると、突然「無理だよ~!(><)」とか言い出すあたりの、アバター側が演技達者な役者が集まっているからこその見せ場が面白い。ベサニーだって、見た目ジャック・ブラックなのに、なんかベサニーだったからね!?
それに、彼らの成長物語でもあって、校長の一般的な「人生は一度きりだ。」みたいな教訓を、彼ら自身ジャングルで協力し合う過程で学んでいくみたいなところは、なかなか良かったように思う。ベサニーは特に心の成長が著しく、私アレックスが96年に戻れないだろうと思ってたので、彼女とくっつくのかとてっきり思っていた。アレックスが弱点:蚊で倒れたときに、ライフを分け与えるとか、もともとそういうキャラではなかったので、ラストで「休みに、自然に触れていたいの」みたいに女友達に話してるシーンで彼女は素晴らしい人生を歩むだろうなと思ったよ。
「NPCは同じ台詞しか話さない」とか、ゲーム映画らしいお約束もちらほら。
てか、最初にカバに食べられてベサニーがライフを1つ失くすシーンとかいきなりすぎて笑った。カバ怖いな!動物園だとわからないけど、結構獰猛だからね、やつらは。弱点:ケーキ食べて爆発とか喧嘩して崖から突き落とすとかこの辺はお笑い要素だけれど、逆にそのライフを失くしたら上空から降ってくるルールを利用して宝玉を高所に持っていくとかはよく考えられてるなーと思ったよ。
マーサがゾンビのようにガチガチになりながら男たちを誘惑するシーンも笑えたね。髪の毛振り回しすぎてキモかった!(笑)イイネ。
全体に軽快に観ていられる作品でした。大爆笑はないけれど、ふふっと笑っちゃうようなところがありました。
ジュマンジのドンドコドンドンも、音響が良いスクリーンだったので、お腹に響いてきました♪
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2018/08/07 Tue )
  • コメント: 6
  • トラックバック: 11
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コメント

  • fjk78dead
  • URL

昔の「ジュマンジ」は「♪ジュマンジィ~」のジングルがゲームの聖性を歌いあげていた感じだったけど、今回のは「ドンドコドコドコドン」という太鼓で感じで盛り上がり重視な感じが良かった。

>fjk78deadさん こんにちは♪

盛り上がりましたね、あの太鼓!
腹から響いてくるようだったのがまた凄く良くて(劇場鑑賞だからね)。
話の面白さでは前作にはかなわないんだけれど、
これもまた面白かったので、ちゃんと続編してたなーと思います
ゲーム状態が変わるのも時代を反映している…となると、
やはりふじきさんのいう通り、次はオンライン課金ゲーム…???
超絶金持ち(で、ゲーマー)が相手だったら庶民は敵わないのか…!ってところは
気になります。それだとゲームの腕のみせどころで勝負っぽいけど。
でもやっぱり個人的にはアナログなサイコロがいいなー。ほんと運って感じがして。
だから前作凄く好きなのかな。

  • ヒロ之
  • URL
こんにちは!

ゲーム内でのキーとなる設定(ライフとか弱点など)をちゃんと内容に活かしている点が良いですね。
ライフ一つ削って、宝石を渡すハイライトシーンなんて上手く考えてます。
ゲラゲラと笑えるシーンが多くあって、中々楽しいジュマンジでした。

>ヒロ之さん こんばんは。

ヒロ之さんはオリジナルがいまひとつだったんですね、
それは残念だな~あれ傑作ですよ。
感動と夢と冒険もつまってる。

本作はやはりオリジナルには敵わないにしても、健闘していたとは思います
それはひとえに、ゲームキャラのほうの役者の演技力かなーと思います
ジャック・ブラックなんて、完全にベサニーでしたし
駄々洩れてるドウェインが「無理だよ~~(><)」とか言うところとかの
ギャップがたまりませんね。
ゲラゲラとはいかないですが、クスクスと笑える作品になってましたね

  • 映画マン
  • URL
最高のコメディアクション

ギャップが良かったですね!
所々に笑いどころがあったのも良かったと思います。
大男の”決め顔”のシーンや外しまくってたキスシーンなど、とても可笑しくて笑っちゃいました。
2作目の「ネクストレベル」はまだ見てないので、ぜひとも見たいところ。

映画マン さんへの返信

こんにちは。
「ジュマンジ」かっていわれたら、個人的には「これはジュマンジではない」って言えてしまうんですけど、コメディ部分は可笑しかったですね。
初期作「ジュマンジ」の出来が良すぎなんですよ…。
ネクストレベルのほうは、もっとゲーム部分が薄くなっているので、鑑賞注意です。

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