
【概略】
記憶が1日しかもたない女の子・パコのため、一風変わった大人たちが“忘れられない思い出”を残そうと奮闘する。
ファンタジー
.0★★☆☆☆
うわあ、オープニングから濃いなあ…^;
記憶が1日しか持たない女の子パコに思い出をつくってあげようと、問題老人大貫を中心に大人たちが彼女の大好きな絵本のお芝居をしていく、偏屈老人と記憶障害を持つ少女との心の交流ファンタジー。
ビジュアル面がとにかく強烈なインパクトですよね。邦画にはあまりない色使いですよね。パコちゃんはめちゃくちゃ可愛い~。
独特の世界観といえばよく聞こえますが、阿部サダヲさんの悪乗りが多いドタバタで、その部分の好き嫌いはけっこう分かれるかもしれません。私は最初凄く引きました…(役者陣の完全に自分を消し去れない演技部分も残念です)、でも後半になるほど前半のドタバタは一応は抑えられていきます。
大貫はとてもよいキャラクターだし、パコちゃんはとにかく切ない。「今日ね、パコのお誕生日なんだよ!パコね、この本毎日読むの!」胸がつまっちゃった…。
毎日毎日「おじさん昨日もパコの頬さわったよね」→「大貫だ」の繰り返し。院内全員で劇を行う場面からはアニメCGと融合していきます。この劇がパコが毎日繰り返し読んでいたあの物語のままなんですが、子供向けとは思えないなかなかシュールな展開です。
ラストはこうなるのかとビックリ。水の中に落ちていくイマジネーションは素晴らしかったと思う。でも正直「この本毎日読むの!」のところしか感動はしなかったかな。
可愛い演技の男の子(子役の子)はほんとに可愛かったですね(笑)


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