
【概略】
知力や体力で勝るヴァンパイア族は、遥か古代より狼男族を支配してきたが、獣から人間へと自在に姿を変える新種族“ライカン”が誕生し、その均衡が崩れ始める。
SFアクション
.0★★★☆☆
本編以前のライカンのボス・ルシアンとヴァンパイア・ビクターの娘ソーニャとの悲恋の物語(作中にもその話はでてきました)の映像化ですね。
正直忘れてますよね~^;…ということで公式サイトの相関図です(↓) あらま、わかりやす~い!

…と同時に思い出してきました。
木の上や壁をポンポン自由に走り回るライカンスロープ(ライカン、狼男含め)の姿は素敵!ただ、バンパイアたちのほうは、目が光っていて青白い肌、太陽で焼けるってくらいしか人間とは見た目も変わらずアクションもバンパイアらしい(?)というわけでもないので、狼族側からすると見劣りはどうしてもしてしまいますね。
作品自体は90分弱と短いです、悲恋物語のそのまま、かな。
ビル・ナイ演じる古老バンパイア・ビクターが、娘に「有罪」といったあとに座ったまま少しうつむき加減になるシーンは、あれは凄く良い構図だったと思う。あれだけで彼なりにも娘を思う気持ちが伝わってきます。
恋人達の結論からするとすでに本編でわかってはいるんだけど、そもそも私こういうのに弱いから、ルシアンの叫びでライカンたちどころか狼男たちが呼応して現れたときはけっこう胸が熱くなったんですが、これが本編へと続く抗争の発端だったわけですね~。
レイズってそういえば一作目で腹心だったよね、彼の誕生秘話でもありましたね。それにタニス…彼はのちにビクターに追放された後ルシアンに協力していたりしたけど、ここの結託が最初だったのかぁ。これを見たあとにもう一度本編を見直したら、ときめけるかもしれない(笑)でも、格好良いルシアンに比べるとマーカスの小ささが浮き彫りになっちゃうね…^;。
ルシアンは一作目でマーカスの血液からハイブリットを作ろうとしていたけど、それはやはり穢れと言われた生まれるはずだった自分達の子を誕生させようって思いが少しはあったのかもしれないですね。
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