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ヤン・シュヴァンクマイエル アリス

2018/01/30  13:23
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ヤン・シュヴァンクマイエル アリス

【概略】
幼いアリスは、遊戯室でぬいぐるみのウサギに命が宿る場面を目撃。そのウサギを追って魔法の引き出しに飛び込み、不思議な世界へ。
人形劇



.0★★★☆☆
ヤン・シュヴァンクマイエル作品。この作品でもグロテスクで美しい奇妙な世界はつくりあげられています。

シュールで残酷で美しくてどこか夢ごこちなこの奇妙な感覚が、妙にこう子供の頃の無限の創造世界のようで、その子供の頃の自分の感情を大人になって解説つきで見せ付けられているような羞恥的な親近感が不思議。それでいて相変わらず、見ている側には常に妙な不安感がつきまとう。



「アリス」が読んでいる、というのを何度も確認させるかのような画面構図もそうですが、どこか偏執的に感じる部分が、むしろ凄く良いですね。原作もそうなんだけど、単に幻想的というよりは、どこかに「異常」を感じるんだよね。明らかに狭い部屋に幼女を閉じ込めているんだけど、これに対して否定的ではない意味での妙なそわそわ感が…。



ぎこちなく動くストップ・連続動作のパペットたち…このガクガクが奇妙さをだしています。机の引き出しに入り込んだ白うさぎを追って、アリスも引き出しの中へ…(タイムマシンでも入ってるのか!?)。

涙をながしすぎて部屋に溢れかえるとか、アリスの頭に杭を打って炊き出しとか、お菓子で体のサイズが変えて人形にとか、コミカルな部分もありますが、逃げ出す生肉やとにかく気持ち悪い白うさぎ(アップがとくに…)、蛙の粘着舌なんかはやはりえぐい。

個人的には、靴下虫よりも、やはり帽子屋と三月兎のシーンが好きです。

「席はないよ、席はないよ!」時計にバターを塗り、紅茶を飲み、新しいカップがいいと違う席へつく、そしてそれを繰り返す。

アリス役の少女の無機質な顔立ちが凄くよい。表情がどこか暗いため妙に腹に一物ありそうな雰囲気もがあって、世界観にあってると思うの。

兎はもちろん、アリス人形の動きはとくに気味が悪いほど妙に生々しい。間接なんかの体の角度やらも計算されているんだろうか?

ラストは夢落ち。でもアリスの台詞が良いですね「首をちょんぎらなきゃ!」後半毒気が抜けていると思いきや、ラストでおもいきりダークだった…。

 

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