
【概略】
ペベンシー兄妹のエドマンドとルーシーは、いとこのユースチスとともに船の絵画を見ているうちに、ナルニアの世界へと引き込まれる。気づくと彼らは、懐かしいカスピアン王子やもの言うネズミの騎士、リーピチープたちの乗る帆船に乗船していた。待ち受ける魔法、不思議な生き物や邪悪な影からナルニアを守るため、そして、友であり、ナルニアの保護者でもあるアスランとの再会を果たすため、彼らは海の果てを目指す―。
ファンタジー
.0★★★☆☆
冒頭のナルニアに引きこまれるまでのストーリーの短さがテンポをよくしていると思う。第三弾。エドマンドもルーシーも大きくなりましたね。ひねくれ者のユースチス役は、「リトル・ランボーズ」のカーター役の少年です。コミカルな部分とナルニアを知らない初心者目線の担当です。
相変わらずどこいってるのかアスラン王。少々早回し気味ではありますが、でも海洋アドベンチャー・シーンが多くて楽しめました。海のきれいな事!好きなキャラクターとしてネズミのリーピチープ。今作でも大活躍してくれましたね~^^彼とユースチスとの友情も良かった。
ルーシーも思春期を迎えて容姿を気にしだしたりと、子供から大人への階段を上りつつある事を示唆するシーンも(スーザンがきれいとは思わないけど)。今作品でペベンシー兄妹たちはナルニアを卒業しちゃうわけですけども、だからといって大層な泣きシーンがあるわけでもなくて、そこはあっさりしていて良かったです。
CGなんかも安定感があって、子供から大人まで安心して観られる良作です。
やっぱり悪との戦いなんだよね。いや当たり前なんだけど、キリスト教的善と悪の物語だよなあと改めて思った次第。あとアスランと会うとどうしてか感動してしまうのが不思議。ラストにしか出てこないのにね!
ただ、やはり全体のざっくり感は少々気になります。もう少し作りこめたのではないかという期待感がそう思わせるのでしょうか。面白くないことはないんですが、2作目が良かったからか余計に盛り上がりに欠ける部分を色濃く感じたのかな~。


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