
【概略】
食卓に缶詰とトーストを出す料理下手な母親のもとで育ち、逆に料理に興味を持つようになったナイジェル。母親が他界した後、父親は新しく家政婦を雇い、ナイジェルは彼女の作るレモン・パイに衝撃を受ける。やがて2人はライバルとなり、料理で父親の愛情を勝ち取ろうとするのだが…。
ドラマ
.0★★☆☆☆
イギリスを代表するシェフ兼フードライター、ナイジェル・スレイターの実話を元にしたフィクションらしい。
すっかり大人になったフレディ・ハイモア君、ヘレナ・ボナム=カーターさんが共演。
子供の頃の料理ってさ、やっぱり大切だよね。料理ベタな母親の元で育ったナイジェルは、缶詰とトーストを主食に育った。尺の半分以上は子役の子ががんばっています。愛情豊かな母のこと、庭師のジョシュのこと、不器用な父のこと、自分で初めて料理を作って失敗したこと、それらが豊かに描かれていますがちょっと退屈です。
変化が現れるのは母親が他界し、そこへ家政婦がやってきてから。彼女のアップル・パイは美味しく、ナイジェルを驚かせる。父親は彼女に夢中になり結婚しちゃうんですね。
やがて学校で家庭科を習い始めたナイジェルは彼女と料理を張り合うことに。最初はほんの少し父親の気を自分にむけたかっただけなんだね。父親の死にも「あんたのせいだ」と母親としてのポッター夫人を拒絶。やがて勝手に家を出て、とあるレストランの見習いになります。
映画としてはそこで終わり、その後イギリスでもっとも権威ある料理研究家になったとして結ばれます。
料理(特にデザート)は美味しそうでしたが、なんだかこれじゃポッター夫人が憐れだし、結局和解しないままだというのもなんだか微妙なモヤモヤ感が残りますね。タイトルとは違ったいまいちな作品!
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