
【概略】
南極大陸で調査中のケイトが解き放った物体は、細胞に同化し突如人間から変形して襲い掛かる宇宙からの生命体だった。それはやがて人間を疑心暗鬼に陥れ…。
ホラー
.5★★★☆☆
「遊星からの物体X」の前日譚…ノルウェー基地でなにがあったのかを描いた作品です。なので、ラスト(冒頭に当たる)はどうなるかはわかっているのですよね。
またも、氷に閉じ込められた南極基地の中で、突如人間から変形して襲いかかる“それ"の恐怖と、誰が“それ"に乗っ取られているのかすら分からない疑心悪鬼に巻き込まれていく…といったお話です。

「遊星からの物体X」ではロブ・ボッティン氏の、当時としては画期的な特殊メイク効果が素晴らしかったわけですが、CGで創られた今回の“それ"は単純な気持ち悪さもそうですが、攻撃もアグレッシブに変化し、見た目もグロくなっています。ただ、ちょっと人前に出すぎかなとは思った。でもこんなのが背後にいたら不気味どころじゃない。↓

主人公のケイトは猜疑心と恐怖にかられる男どもを叱咤し、血液検査よりもっと簡単な見分け方法まで見つけちゃうという活躍ぶりでした。まあその見分け方法というのも、口の中の金属の詰め物があるかどうかの確かめなので確実性はないのですが、可能性はあるよねと。(セラミック・自前の歯の人が怪しまれる)

展開もスピーディだし、「遊星からの物体X」と辻褄があう様に作られているので、おそらく続けて見ても違和感ないでしょう。ただ、やはりオリジナルの面白さには適わなかったかな。でもなんだかんだいってドキドキしながらみれちゃう面白さがありました。OPとEDに例の音楽が流れているのがまたいいですね。
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