
【概略】
ゾンビウイルスが蔓延する18世紀のイギリス。片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹は、裕福な人との結婚を夢見ながら、得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送っていたが…。
ホラー
.5★★★☆☆
英国文学史上不朽の名作×ゾンビがはびこる終末世界。
登場人物たちが真面目にジェーン・オースティンの「高慢と偏見」をしてる中でゾンビが出現するという強引な展開が笑えます。
本作は、オースティンの「高慢と偏見」を原文を8割ほどそのまま使い、そこにゾンビと戦う姉妹たちの描写を盛り込んだマッシュアップ小説が原作のようです。面白い事考えるよね、英国が誇る大恋愛小説をパロった様。
ちなみに私は「高慢と偏見」がオースティン小説の中で一番好きだし、「Mr.ダーシーがコリン・ファース版のBBCのドラマ」も大好きなんで、ワクトキしてたんですが、リリー・ジェームズは凛々しいわ、サム・ライリーは昔のヒュー・グラントみたいだわで、笑う要素しかなかったww いや、いいんじゃないですか、こういうのも。
貴族のドレス姿で颯爽と武器を仕込んだり、高貴な人々はゾンビ退治のために東洋の武術を会得してて、上流階級は日本流、中流階級は中国流なんだって(笑)。ヒロインのベネット家の次女エリザベスは中国で少林拳を習ったという設定。回し蹴りがかっこいいですね。
当時は女性に相続権がないので、結婚するのが一番の目標。そのため良い相手を探す事が一番なのです。なんかダイジェスト+ゾンビアクションを見てる気分でしたね。求婚のシーンで格闘が始まるとは思わなかった(笑)水にとびこむのとかコリン・ファース版を思い出したわ。吹いた。
これ見たらさ~モノホン(ちゃんと作られた「高慢と偏見」)見たくなっちゃったわ。だって好きなんだもーん。
コメント
ゾンビ退治アクションで楽しそうと見る前は思っていたので、案外アクションが少ないのでは! と感じてしまいました。
これをもって「高慢と偏見」も見たことにします(おいおい)。
コスプレはいいですよねー
しかも近中世!
原作を知ってればより楽しめるけれど
個人的には半分くらいは「高慢と偏見」してたんで、
これのみでも良いのではないでしょうか!
でもくれぐれも他人に「えっ高慢と偏見ってあのゾンビがでてくる…」とかはいわないように(笑)
サム・ライリーの序盤の暗い表情が、
なんともいえずときめきました