
【概略】
シーザー率いる猿の群れは、森の奥に砦を築き、身を潜めていた。そんなある夜、奇襲を受けて妻と年長の息子の命を奪われたシーザーは、復讐の旅に出る。
SFアクション
.5★★★☆☆
そして、猿の惑星になる。
多少のこじつけもありますが、うまく昔のシリーズとつなげた感。
このシリーズはとにかく主人公であるシーザーが織りなす人間ドラマならぬエイプドラマが中心だと思ってる。彼の足跡は今回も壮絶で、しかし少し老いたせいもあるのか、「怒りや復讐心」といった心の闇の部分がクローズアップされているのは目新しかった。清廉なだけのエイプではないんですよね。考えてみれば、NO!という原点から始まったのだから当然か。
ただ復讐心はあっても、決してコバのようにはならないという良心の揺れは良く出ていたように思います。
そして相変わらずアンディ・サーキスさんのモーション・キャプチャーが素晴らしい出来。
序盤から息子ブルーアイズと妻が殺されてしまう。幼い息子コ―ネリアスは助かった。
予告で何度もみた禿げ頭剃ってる大佐は、ノヴァのあの人形のせいで口がきけなくなってしまったのね。そして戦争。人間とエイプが戦っていたはずなのに、同じ人間同士で戦うなど、人間は複雑だが愚かな生物なんだろうね。結局人間の自滅といったところは避けられない話なんでしょうね。
檻からの脱走シーンは面白かった。男と猿だらけの画面に、ノヴァが花を添えていて良かったです。ウイルスの変異で言葉を失うという設定も良かったと思います。
しかし、三部作の完結編というには、ブルーアイズが探し当てた土地を発見してシーザーの死からラストというのは少々もやっとするところもありました。これはシーザーの物語ではあるのですが、直接前シリーズと繋がる要素があったわけではなかったので。ああ、ここがおいおいアレになるんだなとか、そういう「観客に任せる視点」ではあったかなと思う。
コメント
コメント&TBありがとうございました。
このシリーズも見応えが多くあってとても良かったです。
ここまで猿側に感情移入するのも珍しいかもですが、人間の態度があんなんですからね、如何に愚かな生き物はどちら側なのかを明確に表していて、地球が滅びるのも当然だわ、と納得出来ました。
シーザーの生きざまに感銘を受けましたし、彼から学ぶ事も多かったのでは。
そんな気持ちにもさせられるシリーズでした。
リンク変更完了しました。
こちらは使い勝手良さそうですか?
記事移動大変でしょうけど、少しずつ頑張って行って下さい。
こんばんは。
おかげさまで、落ち着けそうです。
そうですね、いまのところ不満といえば、
リンクするときの画面表示が小さいってことくらいでしょうか(笑)
もう年なので表示が小さいと読みづらくって。
だから私のブログは比較的大きめの文字を心がけています。
PCのみで設定しているので、PCから見ている人にはよいと思いますが
スマホとかは、もう知らん(笑)
でもスマホユーザーのほうが多いんだろうなあとは思います。
本作ですが、
やっぱりシーザーの猿生がもう見られないのは哀しいですね。
多くのドラマを生んだその気質、人間との共存という考え方は
素晴らしいものだと思うだけに、ここでシーザー死ぬのかあ~~~という…。
それにしてもやはり人間は猿から進化しましたが、愚かでしたね
選択肢が逆にたくさんあると、色々な考えもあるから、
複雑化しちゃうのかなとも思いました。
でも、大佐が「口きけなくなって野生化しちゃう」ウイルスにかかるのはやすぎ!とそこはちょっと笑っちゃいました。
いかに強力なウイルスでも、人形拾っただけでかかるんかい、と…。
makiさんこんばんわ♪こちらにもTB&コメント有難うございました♪
旧作に上手く繋がるかどうか・・・自分もそういう部分を気にしながら追いかけていた本三部作でもありますが、同族を守るため時に人間と敵対や共存を模索していたシーザーの人生の物語の側面も結果的には強かったので、旧作のリンク云々よりエイプドラマの方が個人的にすこぶる見応えがあった気がしましたね。
それに無理にまた続編とかで肉付けするよりも、後は観た人それぞれの想像で埋めた方が楽しいかもしれません。
本3部作は、エイプたちのドラマ感が半端なかったですよねー
1作目からゴリラが男前男前言ってる私ですが
2作目ではコバ
3作目ではコバのようにはならないと思いつつも復讐心から敵を追うシーザー
と、巧く映画構成を作り上げていたと思います
猿惑で崇め奉られてたシーザーに、
こんなドラマがあったとは!と単純に見ていても面白かったです。
また人間よりも猿たちのほうが、よりあたたかみがあって、
本当は人間の良心としてそれをみたかったはずではあるのですが
もうほんと、「エイプ、強い」でしたねー。
肉体的にはもちろん、精神的にも彼らのほうが強いのがわかります。
勿論シーザーという強いリーダーがいたからこそ彼らも…というのはわかりますが、シーザーがいなくなるこれからのほうが、
エイプたちにとって困難な道でしょう。
モーリスとかが長老めいた役割になるのかな。
「昔、シーザーというエイプがいてな…」なんて思い出話をしたりするのかもしれません。「もう、シーザー様のことは何回も聞いたよ!」とか子猿たちに言われたりするのかもしれません。
メビウスさんの言う通り、そうやって想像したほうが、楽しいっ うふ
こんちは。
関連記事がブログに画像がないと作者の画像が代用されるようだけど、チャッキーだらけで怖いです。
私、今年、インフルにかかりましたが、病気の罹患ってあんな感じに急なので、人形は凄く説得力ありました。
おさるたちが精巧に動く映画も可能になったのねえと、いまさらながら、ウキキと驚きます。
これ、テンプレが珍しいなと。おもしろいです。
確かに怖いですが、
引っ越しした記事が全部そういう仕様なので、仕方ないです;
かといって前後記事だけにすると
昔の古い記事が目立たないのが困りものですね。
それにしてもタイミングよく(大佐が)ウイルスにかかったものです。
息子を犠牲にしてまで罹患者を排除していたので、皮肉ではありますね。
よくよく考えると、1作目のほうが猿らしい顔つきだった気がします。
だんだんと人間ぽい表情になってきてたのかも。
目つきだけでなく。
テンプレ
最初は他のデザインをかなり自分用に改造してたんですが、
そっちが画像中心の少々重たい感じだったので、
すっきりみえるこちらの
白黒レスポンシブルデザインを選ばさせていただきました。
細かい点は改造してます。
ただひとつ、トップの動く(スライダーになってる)新着記事コーナーがいらないんですが、
あそこ、よくよく考えると記事の「タイトル」が入るスペースなんです
だから消せないなあと。うーむ…。
僕はこの3作目だけが(うーーーん)でしたね。
最後は人間と争って、そして主導権を勝ち取っての
終わりとして欲しかったんですが・・・
人間の自滅的ラストはなんか初作と繋がらない
気がするのは僕だけでしょうか?
ちょっと残念なラストでしたね。
いやいや!それだと、シーザーの意志が翻っちゃうんですよ
私も、シーザーが人間の首取るとこなんてみたくないです;;
結果的には本作での人間との絡みで
シーザーの意志もエイプよりも人間寄りだったことがわかるし
その辺の描写で「人間よりエイプのほうが強い」というのが理解できるし
そういう意味では人間は自分たちで滅ぶ方が良かったんじゃないかと思えますね
実際いまの人類にしたって、
地球もろとも自滅の道を歩んでいますから
私はそこよりも、シーザーが亡くなった後にどうエイプたちが生きていくのか
生活を立て直していくのか、それこそ初作「猿の惑星」にどう近づいていくのかの描写がなかったことのほうが不満でしたかねえ