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ジェーン・ドウの解剖

2018/01/07  12:34
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【概略】トミーと息子のオースティンは、ある殺人現場の地下に埋められていた美女の検死を行うことに。その正体を暴こうとメスを入れるたび、次々と怪奇現象が起こり…。
製作年:2016年
製作国:イギリス
収録時間:86分
ジャンル:ホラー


.0★★★★★
ジェーン・ドウ、この<身元不明の死体>に メスを入れてはならない―。

身元不明の女性の事を「Jane Doe」と言います。海外ドラマの事件ものなんかではおなじみですね。

エミール・ハーシュとブライアン・コックスが共演しています。

謎の惨殺事件の現場から全裸で見つかった身元不明の美女「ジェーン・ドウ」の死体の検死解剖することになったトミーと息子のオースティン。解剖を進めるにつれ、体内が焼かれ切断されているなど、異常な状態が判明。やがてあり得ない物の数々が体内で見つかり、起こり得ない現象が次々と発生、衝撃と戦慄が走る。外は暴風雨、通信も途絶えていた。隔絶され、閉ざされた空間で、逃げ場のない恐怖が始まる…。

90分ない怪奇談で、ひたひたと恐怖が襲ってくるような、昨今久々にまともなホラー映画を見たという感じ。あくまでB級ホラーではあるのですが、アメリカ映画でのこの抑えた演出は、珍しいのではと。昨今のJホラーよりも、「Jホラー」に近いよね。で、これを撮ったのは、あの「トロール・ハンター」の監督さん。なるほど、直球のアメリカホラーではなかったのか。

死体解剖という特性ゆえグロい映像もありますが、そこも露悪的にはなっていないし、謎をひとつ解いていく度に激しくなる怪異の演出がなにせ秀逸、そしてクライマックスに明らかになる恐ろしい真相。これは復讐だったのだ…!

ミラーにぼんやり映る人影、ラジオから流れ出る不気味な「恐ろしい悪魔とは…」の歌、そして死体の足につけた鈴の音。

王道展開を押さえつつ、派手な作品ではないけど、きちんと、人が「人にあらざるもの」に触れることで引き起こされる厄災が描かれていて、とても面白かった。唯一の願いも叶わない。次第に真相が暴かれていく感触がひんやりとしていて、恐ろしかったです。
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コメント

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せつら 2018/01/07 12:42

No title

makiさんこんにちは

リンクの変更しておきました。改めてよろしくお願いします。
この作品は面白そうですね、私好みのようなので私も機会があれば
借りてみたいと思います。
ちょと疲れやすくなってしまい観賞ペースも墜ちてしまいなかなか
pcも開きませんが気長にやっていくので
この作品を見た時はまた遊びに来ます。
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maki 2018/01/07 12:52

No title

せつらさん こんにちは。
ブログの件では大変失礼いたしました。
早速の書き込みとリンクの変更もありがとうございます。

この作品をまだみてらっしゃらないのは、
正直意外でしたー!本作は90分もない尺ながら、
昨今の150分超えの作品よりかは内容がある、と思います。
風の強い夜中に鑑賞したら、相乗効果でなおさら面白く感じられますよ!
わたしも2月前後は実は待ってるゲームの発売日があるので、
その前後からしばらくは映画の鑑賞がおろそかになりそう(笑)
でも、やっぱり映画を見ないと落ち着かないので、ゆっくりでも更新していきたいと思います。
せつらさんも、マイペースでいいと思いますよ!あんまり頑張りすぎると疲れちゃいますからね
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ボー 2018/05/16 06:27

出来よし

思い返すだに、うまくできておりました。
動かぬ美女役は、衣装代が無料…(笑)
このあと、いくつかB級ホラーを見ましたが、これがいちばんよかったです。
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maki 2018/05/16 16:33

>ボーさん こんにちは。

衣装代無料、確かに(笑)

後半に向かってぞくぞくする展開がうまいなーと思いました。
決して逃れられない、それはもはや「怨念」ですよね
彼女の呪いが絶対的にゆるめられることなく展開していくのが、
実にしぶい…。
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ダリア 2018/11/25 11:25

ラストの黒人は?

こんにちは!いつもお世話になってます、ダリアです(☆∀☆)
以前から、この映画に対する謎があり、makiさん的な考察を聞きたい!と思って今さらジェーンドゥの記事掘り起こしました(* ̄∇ ̄*)

色々と謎はあるのですが、ラストの警察官はいったい何者なのか、あと歌の意味は?という疑問です。
ここで訊いてはいけない内容でしたら、スルーしていただけると幸いです(|||´Д`)
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maki 2018/11/25 15:04

>ダリアさん こんにちは。

まず、もう観たのが結構前で、忘れてるところ&おぼろげなところもあるのをご了承ください。

効果的に使われてる歌、あれはマクガイア・シスターズ(McGuire Sisters)の歌う「Open Up Your Heart (1955)」という曲なのですが、

心を明るく照らしましょう ママが教えてくれた
女の子が知っておくべきこと
恐ろしい悪魔とは仲良くしちゃダメ
お部屋に入れたらおしまいよ
憂鬱な気持ちでいたら 悪魔から逃げられない
だから心を明るく照らして
ニコッと笑うの 笑顔は無敵よ
心を開いて明るく照らしましょう

この歌の、「心を開いて」とかのときにああなるのは、凄く効果的でありましたね。
意味合いとしては、単純に少女向けの明るい意味深な北部の歌(Open=Open Upというのは北部の表現らしいです)を通して鑑賞者を震え上がらせるのがやっぱり一番の意味合いなのかもしれません。単純に。
もしくは、心を開いての時にガガガガッてなるのは、そこに魔女の力が反映されているからですから、彼女(ジェーン・ドゥ)からのメッセージと捉えてもいいのかもしれません。この歌の悪魔=魔女という図式とか。

ラストの警察官って、ジェーンドウに話しかけてた人ですか?
それとも、死んだ主人公らを発見した長年つきあってる保安官さん?

本編の事件を通して彼女(魔女)の復活はかなり進んだようで、あの謎めいたラストシーンはその結果なのだと思います。彼女の力の範囲はさらに広がり、この先も復讐を続けて、そしていつか復活を果たすのでしょう。

もうちょっと書きます。
この映画は、最後で親子が死にますが、もしジェーンドゥが救いを求めているのなら、父のたった一つの願いが彼女に響かないはずがないわけで、しかし、息子の身にも降りかかる死は、怨念のように悪意に満ちており、つまりジェーンドゥは明確な「悪意」「殺意」にのっとって人を死に追いやっているという事になると思います。勿論それは本編にもある、希望を与えて打ち砕くところからも感じとれますよね。
つまり彼女は善ではない、悪だった。拷問され死んだ事で普通の人間を悪魔に変えたのか、もとから魔女だったのかはわかりませんが、とにかく、彼女の悪意…怨念は、呪いの様にずっと続くのでしょう。
そして、次の場所に移される時に、彼女に話しかける警官の存在、これは何かの目的があって幻覚を見せているという見方の方が自然だと思います。
ラジオの「4日続きの晴天」を知らせるニュース。本編での嵐なんかは、幻覚幻想、魔女の力です。冒頭とラストにあることを考えると、すでにこの警官は魔女の手の内なんでしょう。チリンチリン♪もありますし。

はっきりとこうだ!という断言が出来なくてごめんなさい。
でもこの映画は、そういう謎があるところも魅力で、恐ろしい部分なのだと思います。

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