ホラー

ザ・ダーク

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【概略】
娘のサラを連れて別れた夫の住む地を訪れたアデル。そこは50年前に人々が暗く深い海へと飛び込む悲惨な事件が起きている場所であった。そうとは知らず、海辺を散歩していたサラが姿を消してしまい、必死に娘を探すアデルの前には不思議な少女が現れ…。
ホラー



.0★★★★☆
ショーン・ビーンさんが父親役で出ています。
切り立った崖のシーンが凄く雰囲気がありますね、印象的です。崖のシーンのたび危な~~い(><)と思ってしまう。

主人公である母親は色々なことに過敏になっていたんでしょうね。娘は大好きなパパと離れたことを母のせいだと思い嫌っていて、要はこの母親の娘に対する愛が話の核です。

結構面白かったですね。こういった過去の事件なんかが絡む話は好きです。ただ、ラストが「クレイディラド」(生と死の間に落ちた彼女を夫が助け出した)のようにいかなかったのが救いのなさを出しているんでしょうね。

崖から海へ飛び込む羊(不気味)や、50年前のカルト事件なんかも雰囲気が凄く良いですね。サラと入れ替わりに現れた謎の少女リブリス。彼女は50年前に死んだはずはずなのに実体化していて、現実に目の前に存在している。彼女の父親は狂信的な信仰を使って人々を海に身を投げさせ娘を取り戻そうとしていた。

真相も面白い。ダヴィスの両親もこの犠牲になっていて、結局、彼女を再度海に返したのは彼だったのだけど、つまりは生と死の間とは「入れ替わり」で戻ってこれる。

1人死ぬと1人蘇る。これはラストにもつながるんですが、多分思ってるような幸せなラストとは正反対だと思う。「思い描けば願いはかなう」というのがパンチ効いてたと思います。

もう1つのエンディングでは、救いというよりは家族ごっこになってしまう部分もあるよね…孤独ではない分まだ救いはあるのかもしれないけれど。
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ジャンル: 映画
テーマ: 映画感想
( 最終更新日: 2018/08/01 Wed )
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