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オテサーネク

2018/01/20  22:19
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【概略】
赤ん坊のような木の切り株を見つけたホラーク。子宝に恵まれないホラーク夫人は、切り株をオティークと名付け、生きた子のように溺愛した。やがてオティークは異常な食欲を見せ始め、飼い猫や郵便配達夫、隣人を襲い…。
ホラー



.0★★★★☆
チェコの食人木の民話「オテサーネク」を下敷きに描かれた作品です。なんていうか色々な意味でグロテスクで不気味。

木の赤子が様々なものを食べ尽くす物語。すべて見届けていた近所の少女の顔立ちからして不気味です。

母性というのは幼い少女でも持っているものなのですね(人形相手に遊ぶシーンでよくわかる)。本来であれば美しく素晴らしいことであるはずの「母性」の闇部分というのか自分とは別の生物に対する無償の愛のちょっとした異常性がよく表現されていたように思います。

男性と女性では根本的にやはり「子を胎内で育む」という意味で感情がだいぶすれ違うでしょう。別の生物が自分の体内に(言い方はおかしいですが)寄生しているんです、勿論子供だとわかってはいても、なにかしらの違和感って一度は感じたことがあるんじゃなのかな?

不妊によりノイローゼ気味の妻に慰めるために赤ん坊の形の木をプレゼントしたら、妻はそれを本物の赤ん坊だと思いこんでしまう。しかもその赤ん坊の木は本当に命が宿って、食欲旺盛なその赤子は何でも食べていくというストーリーです。

何でもとはつまり食べ物以外もという事ですが、最後は両親さえも食べてしまいます!この赤ん坊オティークの食べる口元アニメ仕草がまた物凄く気持ち悪いんですよ…。口になったり目になったり、怖い(><) 両親が捨てたオティークを可愛がる少女がまたヤバイ、彼女はマッチ棒くじで犠牲になる人を決めます。シュールなんてものじゃないです。

ラストもいいところで終わってましたねえ…やっぱりあれですか、物語どおり、オテサーネクはキャベツ畑のおばさんに倒されてしまうのかっ。

なぜか食べる口元や咀嚼音を物凄く強調した撮りかたです。あと、顔のドアップも。ちょっと病気なんじゃないかというくらい。でも、この「何かを食べる」という行為自身がグロテスクなものであるというのを再認識させてくれるくらい、とにかく食べるという描写が気持ち悪かった。

面白い。面白いんですが、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の映像表現に対し「みるものの神経を逆撫でする」とは非常によく合った評価です
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