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ドライヴ

2018/01/16  16:40
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【概略】
昼はハリウッドのスタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手“ドライバー”というふたつの顔を持つ男が、天才的なドライビングテクニック故に裏社会の抗争に巻き込まれていく。
サスペンス



.0★★★★★
ライアン・ゴズリングの演技も良いのですが、演出も良かった。監督は「ヴァルハラ・ライジング」の方。同じように少ない台詞からは推し量れない何かが心を抉っていく。台詞のない状態での感情の動きってのが凄く沁み込んで来る作品になっていると思う。静寂が時に緊張感だったり時に優しさであったりもする。

冒頭のシーンからもう「はじまって」います。主人公は自動車修理工場で働きながら映画のカースタントもこなし、夜は犯罪者の逃がし屋として闇稼業に従事する男。同じアパートに住む人妻アイリーン(キャリー・マリガン)にほのかな好意をもっている。

主人公はまたも孤独の枷をひきずっていると思われるし、はっきりとした感情を露にしないことから、クールな男なんだなと思わせられるのですが、それでいて好意を寄せる相手の夫の借金のため強盗の逃がし屋をする面もあって単に不器用なのかもしれないと思った。

あのエレベーターのシーンでの、全てを捨ててのたった一度きりの愛情表現が、実にロマンチックだった。ロマンチックといえば御幣があるのかもしれないけれど、ときめいちゃったんだから仕方ない。突然のキスから振り向いて顔がつぶれるまで敵の顔を踏み続けるというシーン、強烈で凄く印象に残った。彼女がいけないものをみてしまったといわんばかりの表情でそれをみて離れた事も。

野暮な事はしない、言わない。仕草やまなざしで語らせる。

ラストの直前、夜道を車で走るライアン・ゴズリングの哀愁に満ちた横顔。ある意味でハードボイルドな映画なのですが、乾きすぎないスタイリッシュさが男臭いだけの作品とは決別している。

しばらく見開いたままの後の瞬きが、やるべき事をやる、身を引くという男の性質を現していて、またも切なくなっちゃったりして。
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