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RE:BORN リボーン

2018/01/08  08:53
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【概略】石川県加賀市のコンビニで、店員をしながら少女サチと慎ましい日々を送る敏郎。彼はかつて最強の特殊傭兵部隊に属しながら、自らの手で部隊を壊滅させた過去があった。ある日、彼らがひっそり暮らす田舎町で、不可解な殺人事件が起きる。それは、ファントムと呼ばれる謎の男からの、敏郎に対する警告だった…。
アクション



.0★★★★☆
何これ、凄い。

本作の戦闘描写はもはや凄いとしか言いようがありません。

主演にTAK∴(坂口拓)。本作ジャケの「この血が欲しいか?取りに来いよ」が妙に格好良かったので覚えてたフレーズ。一度はレンタル断念したのですが、面白いとの評を聞いて、レンタルに至りました。音楽に川井憲次さん。

邦画に「アビスウォーカー」「ゴースト」「ファントム」といった、横文字英単語が並ぶと、急にしょっぱい気がしてくるような気がしないでもないという微妙なこの気持ちをわかっていただけるだろうか。

「イップマン」の木人樁、「リベリオン」のガン=カタ、そして本作を観た人は無性に肩甲骨をグニャグニャ回したくなるであろう(笑)マネしたくなるってのは、興奮の境地にいるわけだから、そういう意味ではこれは見事なアクション映画でしょう!

邦画アクションはしょぼい、と思っている方に朗報。そんなことはない、今までの作品がしょぼかっただけだ。とかく戦闘に特化したこの作品は、胸滾る、今まで見たことのない作品になってた!!優れたアクション映画にある、独特の雰囲気をこの作品も放ってた。素晴らしい。鎌、割り箸などいろいろ使いましたが、スコップ面白い!スコップのガカーン、ガショーンという音が戦場での異質な音として聞こえるのですが、それがまたいい味を出している。また後半は健二から渡された本の中にあったカランビットナイフを使用、これがまた格好良いんだわ。

「ゼロレンジ・コンバット・システム」というのはよく知らなかったんですが、邦画の「HiGH&LOW THE RED RAIN」で取り入れられてかなりメジャーになったそうですね。てかその映画シリーズみていないのでね…。

冒頭、このゼロレンジコンバットを使う「ゴースト」に国防軍が全滅させられるところから始まりますが、このゴーストというのは誰も姿を見たことが無い(見たら殺されてる)という伝説の傭兵の事のようです。そして現代の石川県。元傭兵の黒田敏郎は少女サチと慎ましく暮らしています。しかし敏郎は命を狙われるようになり…といったお話です。戦うのは仕方なくではなく、未来をつかみ取るため。

ボクシングのようにゆらゆらと上体を動かしていて、肩や肩甲骨周辺をグニャグニャさせるのはものすごい特徴的でしたね。

日常風景内での戦いが逆に新鮮だったり。もしも公衆電話内で敵に襲われたらー、もしもコンビニで敵に襲われたらー、などの、いや実際ありえないよね、場所変えるよね。みたいな映画のような制限の無いリアルバトル的な?

映像技術の発達で、アクション映画のみならず映画自体の幅が広がり、スケールの大きな作品が次々と作られるようになりました。でも、映像技術がいくら発達しても、本作のような作品は作れない。それはやはり、格闘技術を極め続けた人たちにしかできない表現があるからです。主人公の敏郎は、スコップやナイフ、そして拳で敵を倒していきます。本作では、当たり前だけれど相手を倒すのではなく相手を殺す事が目的。肩や肩甲骨をグニャグニャと揺らしながら相手と対峙する独特のスタイルで、一瞬で相手にとどめを刺すその速さ、身のこなし、まるで流れる水のように無駄のない動きでまさに「ゴースト」。

また、本編を見ていてわかるのですが、一見少女と平穏に暮らしているようにみえる敏郎の心は、戦場にあります。戦闘の中でしか心の平静を保てない者の哀しさも、表現出来ていたと思います。

尖った作品だよね。なんか、邦画という枠組みに入りきらないと思う。そう感じるのは、昨今の邦画に、やはりどこかで「邦画だから(程度が低い)」みたいに感じてた自分がいるのだろうね。この作品、黒澤映画風のモノクロ(墨入り)にしても面白いかもしれない。

わかりやすい話でその分アクションに集中できるけど、個人的には、もう少しストーリー重視でも良かったかな。「俺のは戦争じゃねえ。戦だ。…まだこの血が欲しいか?取りに来いよ」格好良くて身震いした。

ちなみにラスボスは声優の大塚明夫さん。あの超渋い声を武器にして洗脳してくる敵なんですが、でも「な~ぜ~~?」しか印象に残らないけどね。
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