
【概略】突然の交通事故により神の手を失った天才外科医、ドクター・ストレンジが、過酷な修業により魔術師を経て闇の魔術に立ち向かい、壮絶な戦いに巻き込まれていく。
アクション
.5★★★☆☆
突然の事故で神の手を失った天才外科医ドクター・ストレンジ。彼を甦らせたのは…魔術。厳しい修行により魔術を習得した彼は、世界を滅亡から救うため“闇の魔術"との戦いに巻き込まれていく。
主演はベネディクト・カンバーバッチ。高慢でひねくれた言動の奥底に、医師としての確固たる矜持を持つ男を好演。悪役カエシリウスにマッツ・ミケルセン。←これだけでも観る気十分なんだけど期待値が高すぎて逆に見れなかったというジレンマ(笑)
努力や苦労などの根性論を言うつもりはないですが、適性があったとはいえ、それにしてもあっという間の魔術習得に主人公に感情移入しにくいのと、敵が強いという映画ではないので、少し盛り上がりに欠ける一方、斬新な魔法の映像表現は良かったように思う。騙し絵のように歪み変形するミラー次元の世界観は、まさに観た事のないものだった。
「全ての常識を捨てろ」という言葉。これが言い得ている。まるでエッシャーの騙し絵のように、登っているかと思ったら下がっていて、下に流れていると思ったら、上に向かっているような。一般的な常識では、理解ができない。
ラストの戦いは永遠の時の魔法。何度でも同じ事を繰り返す。根負けした「闇」は取引に応じるというね…。戦いにすらならないで終わってしまう;ここはなんじゃそりゃーだけど、強さの加減がインフレ起こしているよね^;

マッツさんは本作でも顔だけはインパクト大。目の回りが大変な事に!!!

↑いつものマッツさん。(かっこよすぎて照れる)
本作は、今後、「アベンジャーズ」の中で本格的に活動するための、プロローグ的な「ドクター・ストレンジとは何者か?」を紹介するための作品なんでしょうね。テンポ良かったです。浮遊マントはコメディ要素。
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