
【概略】
質屋を営みながら世間を避けるように生きるテシクは、隣の部屋に住む孤独な少女・ソミから「アジョシ(おじさん)」と呼ばれ慕われていた。ある日、ソミが母親と共に犯罪組織に拉致されてしまい…。
アクション
.0★★★★★
ウォンビンが激しく格好いい、これには惚れる!
心に闇を抱えた男と、家庭に問題を抱えた少女との交流を軸に、韓国の暗い裏組織との関連性をもバイオレンスに描き出す。
銃撃戦、肉弾戦、ナイフとどれも堪能できて、かつ「生易しさ」というものがない、硬派なバイオレンス・アクションだった。アクションのキレが良かったのですが、どうやらスタントほぼなかったようですよ。
ウォンビンさんは「母なる証明」での印象しかなくて、可愛い顔立ちをした青年という感じでしたが、この作品では、凛々しく精悍でとても格好良かった!肉体美もみれちゃった~(*ノノ)
テシクは過去に囚われていて本来の自分というものを封印し抜け殻のような生活を送っているのですが、近所の少女ソミからアジョシ(おじさん)と呼ばれ慕われていた。しかし少女の母親が裏組織を裏切ったせいで、母親は臓器を取られた姿で無残に殺され、ソミは誘拐されてしまう。
それまで動かなかったテシクが動くのはこの時。ソミを助けるために単身組織に挑むテシクだけれど、組織は卑劣な手段でテシクを追い詰める。
韓国警察は相変わらず今一歩な扱いをされてますが(それでもかなりマシな方)テシクの過去「暗殺を主とした特殊工作員で、目の前で妻とお腹の子を殺され自分も負傷した」がわかるのはここから。
カシャカシャと銃の音を確かめるシーン、暗闇から発砲する時に一瞬姿が見えるシーンがいいですね。銃を撃つ姿がまた様になっていました。ソミと再会間際のソミを失ったかと思ったうつろな瞳が生気を取り戻す姿にもジンときた。
「一度だけ、抱きしめさせてくれ」もう手の届かない見た事もない自分の子と、少女を重ねていたのでしょうか。憂いを感じる表情のテシクには…参った!ウォンビン男前すぎる。
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