
【概略】
“スタンド”と呼ばれる特殊な能力を持つ高校2年生、東方仗助。彼が暮らす杜王町は、緑豊かで平和な町。ところが最近、謎の変死事件が続発していた。それは凶悪なスタンド使いアンジェロの仕業で、ある事件をきっかけに仗助に対して激しい憎しみを抱くようになる。そんな中、仗助の前に承太郎と名乗る男が現われ、仗助は実の父親を巡る秘密と、奇妙な事件の背後に蠢く凶悪なスタンド使いたちの存在を知ることに。やがて愛する家族と町を守るため、自らの使命と向き合い、アンジェロとの戦いに身を投じていく仗助だったが…。
アクション
.0★★★☆☆
こんなのジョジョじゃない、ての前提での鑑賞なので、そこまで絶望しないでみられたよ。というか、成功してるほうの三池さんじゃなかろうか。目が腐ったかな?私。タイトル通りの奇妙な面白さで意外と楽しめました。
スタンドのビジュアルが意外と高評価ですが、これ実写映画というよりはCG映…オット。
確かに、バッド・カンパニーとの戦いは面白かったけど、意外性はない表現だったかなあ。手に汗握る暇もなく呆気ないし。まあ邦画でもここまでCG出来るってのはわかりました。
こういう原作ありき且つ人気が尋常じゃないものの実写化がどんだけ難しいかってのはわかってるけど、わかってるけど、再現の度合いや忠実度を求めてしまうのは、仕方ない。
20代後半の丞太郎が40代の伊勢谷さん(いや、わかるよ、日本人俳優を使うあたりで今丞太郎を演じれるのは確かに伊勢谷さんくらいじゃないか)とか…
でもさ、ファンはこういうの(↓)を求めてるよね。いや、無理だってわかってるけど。

この仗助なんて、荒木先生の描く絵そのものじゃないか。(下段真ん中)
海外のコスプレは再現度高いなーというか、荒木先生の描く絵がそっち系だからはまるんだろうなああ。
世界的に有名な日本の漫画のひとつでもある、荒木飛呂彦先生の漫画「ジョジョの奇妙な冒険」。人間賛歌を中心に世代を超えて受け継がれる壮大な物語や、極めて個性的なキャラクター、独特な表現等もあって、熱狂的なファンが多いことでも知られる原作。私もいちジョジョラーとして、実写化は絶対無理と思っていただけに、この四部の実写化の報を聞いた時は、絶望と混乱、そして不安が大きかったです。公開前PVやビジュアルが出るたびにため息をついてしまったり…PV最後の山崎賢人さんの「グレ~トだぜッ…!」を聞くたびに絶望の淵に立たされたり。
いや勿論ダメですよ、こんなのジョジョじゃないですよ。でも「っぽい」雰囲気は再現できてるんじゃないの? キャラはコスプレ感が拭えないけど、割り切ればそこまで駄作感はないんじゃないの、みたいな。…何この自分を信じるんだ的な気持ち。
仗助の声が細えええ!!とか、露伴ちゃん出ねーのかよ!!とか、最後のアレはなんですか、静かに暮らしたい吉良が爆発なんて人目ひくことするかね?とか、そもそも劇中で「DIO(ディオ)」と一言も出て来なかったので、弓と矢の存在もコレあまり重要に描かれないのかなあ?と続編にも、はや不安の影が…。DIO関係の話がないから、虹村パパの存在も中途半端だ。あとオーソンがないのも減点で杜王町が思ってた以上に外国でしたね、まあここで奇妙な感覚が生まれるんだけども。話の構成が原作とちょっと違ってて、でもそこでうまくフォローされてた感じもある。件の殺された16歳の女子高生って鈴美おねーちゃんのことだよね?実写の「クンクーン」がみられるのか…?
でも、まあ、見てみぃよ。ドラゴンボールなんてほら、別作品だったからね?それに比べたらほどほどジョジョっていたと思う。そこ大事ー!


コメント
こちらもコメント&TBありがとうございました。
ジョジョは本当に1部の「貧弱ゥ!」しか知らない私なもので、そんな自分でも楽しめるのかなと、まあ三池さんだし観てみるかと借りましたが、思ってたよりも悪くなかったですねぇ。
ビジュアルの件はまあ置いておいて(笑)、ストーリーはシンプル、映像も平均以上。
気楽に楽しむ意味では十分な出来かと思います。
これからどう話が膨らんでいくのか気になるなあと観終えた後は思いましたが、続編どうなってるんでしょうかね、中途半端なままで終わらせて欲しくないなあという気持ちは生まれました。
貧弱貧弱ゥ!と簡単にばっさり切り捨てることは出来るんですが
まあ最初から絶望してたおかげか、
さほどそれ以上絶望せずに済んだ…ともいえます(笑)
これだけ見てると続きは気になりますが(由花子とか全然活躍してないし)
ないならないで、それもある意味でほっとするという
ほんと、相反する気持ちを持っています。
コスプレ感だけはどうにもならなかったようですが、
ほとんどCG映画みたいなもんなので、そこがうまく描写されてれば
まあまあ合格…なんでしょうかねえ。
でも続き出る!って言われても、観に行くけど、たぶんそんなに嬉しくはない(笑)←これも、相反する気持ちです。
いや、おで、ジョジョは評価してる。中々こんな風には作れないよ。ずっと大根だった山崎賢人もよかったし。確かにこの写真のビジュアルでやれればいいのかもしれないけど、それは逆にアニメでいい気がする。この写真の人達が「グンレート」とか上手く言えない気がする。
虹村兄弟が今の日本の俳優で表現できるとは思わなかったですから。
いや、私もこのジョジョは、そこそこ面白く観ましたよ。
まあ虹村兄弟が上手く表現出来てたかは別として…。
実写映画としては結構よく出来てる作り。
でもやっぱり原作と比べちゃうんですよねえ。ファンのダメなところです。
確かに、この写真の人たち(海外の方)は、写真一点集中でのつくりですから
動いてどうかというのは、ある。
それにやっぱりビジュアルはアレでも、日本語ではないし。
そういう意味ではアニメは素晴らしいですよねえ。
三池映画としても、実写映画としても、そこそこ当たりだと思います。