なまいきチョルベンと水夫さん
2018/01/10 19:41
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なるほど、これアストリッド・リンドグレーン原作だったんだ。(「長くつ下のピッピ」など)
スウェーデンが舞台ってだけで、なんか好きになれそうな気がする作品ですが、大きな笑顔と大きなおしりの太っちょチョルベンは、愛犬の「水夫さん」といつも一緒。ある日チョルベンが、漁師からアザラシの赤ちゃんをもらったことから巻き起こる騒動をチャーミングに描いたハートフル・ストーリー。
制作から50年…って事は結構古い作品なんですね、その割には家具とかがとってもキュートなんですよ。
口が達者なチョルベン、前歯の抜けたスティーナ、優しいペッレら子供たちが、動物たちと生活していくなかで、成長していく。子供の冒険譚ですが子供ならではの発想が可愛らしくてつい微笑んでしまう。
ペッレをめぐるチョルベンとスティーナの熾烈?な戦いも笑ったー(笑顔合戦)。
そして動物研究所にアザラシのモーセが高く売れると知った漁師が、あれは自分のものだとして勝手に奪おうとするんですよね。チョルベンたちは内緒の場所にモーセを隠すんだけど…。
で、同日ペッレがうさぎのヨッケの小屋の入り口を開けっ放しにしちゃったわけですよ。もう、すぐに「あーヨッケがー」とついつぶやいちゃった。だってすぐ側でキツネが狙っていたの。翌朝、ヨッケがかみ殺されたのも、子羊が襲われたのも、水夫さんのせいにされてしまう。そして銃殺される事が決まって…、うわーだめだよこれー(><)と思ってたら嫌疑は物凄く早く晴れまして、あとはモーセを助けるだけ。
みんなで一生懸命働いて漁師の言う額と同じくらいお金を集めて…のくだりと、ペッレのお父さんがやたらエンジンにこだわるところなんかは、いかにもリンドグレーンっぽいよね。