【概略】
20年ぶりに故郷に戻ったフィリップは、仲間のひとり・ヘルマが見た仲間が殺される夢の話を聞かされる。翌朝、夢の通りに殺人が起こり、しかも死因は水気がない場所での溺死で…。
スリラー
.0★★★☆☆
「時空を越えた復讐が始まるー」なにそれ面白そう、と思って借りたドイツ映画です。
つまりは祖先がやらかした事が孫へ返ってくる…、ただ、ラストまでみると実はそういう系の話ではなかったという…。舞台は「残酷な方法で干潟で殺された人間は2世代後に幽霊となって犯人の子孫の夢の中へ戻って復讐する」というゴンガー伝説のある土地なんですね。
映像表現がちょっといまいちですが、みえない水の足跡が少しずつ近づいていくのとかはなかなかいい感じ。でもさ、当事者達が生きているのになぜ2世代後なのか、そもそもゴンガーは公表されれば消えるのかなどと疑問がわいていたのですが、途中でわかる全ての謎は教会跡地…今の図書館地下にあって、実は「邪悪な存在」が関わってたんですね。
ここで普通のB級映画でよくある悪魔的な展開になっちゃったかと興ざめだったのですが、真相がわかる終盤、ちょっと違ったんですよね。表面的にはゴンガー伝説のある土地ということでゴンガーとして話も追っているわけですが、ラスト間際にわかるどんでん返し的な隠された真実があるんです。
あの地下道でも、てっきり途中までは自分の体を捜して欲しかった系なのか(指さして歩いてたでしょ)と思ったんだけど、少年の追想っていうかね、誰かに助けて欲しかったんだろうね…、でも体を投げ捨てるのはよくないな…あと出来れば肉体崩壊シーンもあるように礼拝堂に戻ってきたらよかったんじゃないか… なんてさ、色々思っていたら、一転、本当の真実は…!
要はアイルビーバーーックなアレなんですけれども。なるほどなー!そっち系か!
そういえば最初に殺された友達の携帯の着メロが「ハロウィン」テーマ曲…鳴るたびちょっと不安になるね(笑)私も欲しい、いいなー!
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